『ローマに消えた男』『修道士は沈黙する』のロベルト・アンドー監督が、1969年にイタリアで実際に起きた未解決の絵画盗難事件の謎に迫るサスペンス。
人気脚本家アレッサンドロのゴーストライターでもある映画製作会社の秘書ヴァレリアは、引退した捜査官を自称するラックという男から、1969年に起こったマフィアによるカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件を映画化するよう勧められる。男の助言に従い、ヴァレリアがプロットをまとめ、映画会社は映画化を決定するが、映画化の情報を耳にしたマフィアによってアレッサンドロが誘拐され、こん睡状態で発見されるという事件が起こる。ラックの情報を元にミスターXとしてシナリオを書き進めるヴァレリア。マフィアがミスターXの正体を探る中、映画の制作が着々と進んでいく。