よくある風な
電車内でのテロを防げ!!
といった内容なのかなぁと思ったが、、
あるテロを防ぐために
人が死んでも少しの間だけ意識が残る〜
といった科学的な事実を利用して
ある兵士がミッションに参加させられる。
それはテロで死んだ男の脳みそと瀕死状態の兵士の脳みそをリンクさせて、
微かに存在しているその男の“意識”を使って
真犯人を見つける!といったものらしい。
しかし主人公の兵士は、自分の瀕死もしくは死んでいるという状況を知らなければそのミッションの全容すら掴めないない
モニターを通して指示を出す司令部より命令されたことをやれ!と言われる。
最初は右も左もわからない状態で
テロ現場に召喚され
真犯人を探すを繰り返していた、、
そのような行為を繰り返されるうち
もうこの世には自分は存在していないということを悟る。
そして、彼はある覚悟を決める。
真犯人を見つける
多くの命を救うというミッションを完遂させる。
という、、
ミッションを繰り返すごとに“主人公の現実”が浮かび上がる。
その全容を掴んだ途端
この物語はただのサスペンスアクションではなくなる。
切なく、哀しい。
だけど最後の1秒まで“生きる意味”を見出すある女性との出会いがこの列車の中にあったのだ。
人生とは
どう生きるか。
そして、最後までわからない。
短い尺でありつつも
単調なストーリーとは程遠い
最後までハラハラ且つ
感動すら覚える良作だった。
予想外の出会いは
さらに鮮やかに彩られる。