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ペイン・アンド・グローリーの010101010101010のレビュー・感想・評価

3.5
幼少期の記憶、母親、美しい青年、手の感触、白い布とカラフルな色、水、官能、老い、病い、痛み、ドラッグ、映画、演劇、絵画、音楽……、アルモドバルによくあるものたち……、止まってしまった時間の中で、在りし日の時間、大切な人たちとの再会があり、静かに、優しい時間の流れの中で、再生する……、なんとも言えない映画体験……、アルモドバル節である。

洞窟の家、かわいくて素敵。
幼少期、青年と過ごした時間……、重ねた手、青年のからだ、絵のモデル……。
昔の恋人との再会の時間がいい。偶然に劇場で分かるところも。
アルモドバル作品は、ちょっと都合よすぎるだろう…、という偶然が毎度のことながらすごくいい。

ペネロペ・クルス、なんて綺麗なお母さんなんだ、と思ったら、最後、そういうことかぁ……、となった。