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ペイン・アンド・グローリーのpepoのレビュー・感想・評価

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はぁ良かったー(*´ `) アントニオバンデラスはごっついけど目が綺麗で可愛いんだよね。
今作では痛みと加齢で弱ってる感じになんともいえない良さがある... 老いと病みによる枯れでそそってくるの、高等技術だと思う。
情熱的で憂いのある音楽が要所要所で印象に残った。
母との向き合い方って人それぞれだけど、アルモドバル監督は寄り添おうとしたんだな (もちろん描かれていない側面もあるだろうけど、ここに描かれたのが少なくとも本人がいちばん「そうあろう」とした部分なんだろう)
エドゥアルドに字を教えるシーンの情感、そのくだりがあってのあの目覚めのシーン。画面も構成も美しい。
監督、「掃除婦のための手引き書」の映画化も手がけられるんですね。老いてなお精力的である事がどれほどのものを抱えて越えて凄いのか、これを観た後だと少し理解が深まる気がする。
最後に振り返ってパッと全編を照らし返すような、ラストシーンの朗らかさが良かった。
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