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レベル16 服従の少女たちのMavisのネタバレレビュー・内容・結末

レベル16 服従の少女たち(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

甘いなぁ〜〜〜!

「純潔」を重んじる寄宿舎に通う少女たち。彼女たちはレベル16になると養子になれると教えられ、規律を守った生活を送っている。しかし、実はここは学校なんかじゃなかったって話。

率直に言ってしまうと、彼女たちを育てる理由は「金持ちの人に美しい肌を移植するため」。(だいたいこう言う女性飼育学校って性的搾取がされるところだけど、これはただ美容のために搾取される。珍しいなぁ〜と思った。)

これ、めっちゃもったいない!!!こんなに若くて健康で清潔な彼女たちを育て上げて、最終的に使うのは肌だけって、廃棄率高すぎんだろ。途中で運営者たちが資金不足で悩んでるシーンがあるけど、臓器バンクとかと連携したら、もっと資金繰り良くなったんじゃない?臓器だけじゃなくて、髪の毛とか血液とか売れるものがたくさんあるだろ。詰めが甘いなぁ。

それに、薬を飲ませる時は口を開けさせて飲み込んだかどうか確認する。これは常識やろ!

あと、思ったのが人種の比率。圧倒的にヨーロッパ系の白人が多かった。なんならアフリカ系の子が1人しかいなかった。これって美容手術を受けるのはお金持ちの白人が多いから、白人の方が需要が高いってことかなーと考えると世界の経済問題と絡んでるってことだよな。地味に深い。
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