モンカダ

82年生まれ、キム・ジヨンのモンカダのレビュー・感想・評価

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
4.0
単純に、キム・ジヨンという人の一生を描いて、それが韓国民の象徴的なものだから人気があるのかと思ってた。
ある意味ではそうなんだろうけど、そこまで気軽なものでもなく、韓国という国、宗教、文化、性別、根幹の感情みたいなところまで踏み込んでいるのが、そしてそこに問題提起しているっぽいのが、ドシンときた。
韓国の文化は表面上のことしか知らないから、本当にこういう文化なのか、こういう人達がいるのか、慣習としてこうなのか、実際のことは分からないけど、本国でヒットしているということはそういうことなんだろう。こういう、重めの映画を、多くの人が観てちゃんと流通できる国はすごいなとも思った。放っておいてもいいことを放っておかない国民性というか。たまにやり過ぎだけど。