父親の突然の離婚宣言で彼の過去と本当の姿をめぐり翻弄される姉妹。家族にとっての只ならぬシリアスな問題にクスッと笑えるユーモアを随所に散りばめて展開。ソフィアの2人の子供には笑った。度々ソフィアが口にしだす“ヴォイス・オーヴァー”がやがてラストの人生俯瞰へと纏まっていく巧みさが素敵。ノンストップ&リアルタイムで進行する自分の人生に向けたナレーション…確かに聞いてみたい。

鑑賞当時は作品登録がなかったので、感想はなしで記録のみ。

• #TIFF2014

東京国際で鑑賞。該当するものがこれだけだったのでおそらく合っているはず。

熟年夫婦の問題と家族を題材とした作品。本作は穏やかな日常からの変化、の割に過度に苦悩や失望を見せることは少なく子供達の幸せな日常の描写や、それぞれの生活感が温かく描かれていた。特段驚きや、ここがいい、と言えるものはないがそれがこの作品の持ち味かな。