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『G殺』に投稿された感想・評価

まさなつの感想・評価

2019/03/22 18:51

3.6

大阪アジアン映画祭⑤
香港

全てが「G」で繋がる新感覚の青春サスペンススリラー！？

猟奇犯罪的な始まりながら、その後は高校生たちの青春ドラマかと思いきや、、もっと複雑な人間たちの迷宮へと迷い込む、、^^;

みんな闇を抱えながら生きている。彼らの姿に香港の今があぶり出される？不思議な感覚。

監督はこれがデビュー作とのことで、いろいろ詰め込んだ感じはします。こういう話で観る者に解釈を委ねる作りは好みが分かれそうですが、中々面白くは観ました。

に、しても「G」で始まる英単語が多い！昔受験で使った、通称「しけ単」(関西？)または「でる単」(関東？)を思い出す^_^

「ＳＰＬ狼たちの処刑台」のたぶん娘役ハンナ・チャンが可愛い！^_^次は「カメ止め」の撮影監督作に出るとか、、。

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kyokoの感想・評価

2019/03/22 17:19

3.7

初の大阪アジアン映画祭、一日だけ参戦。
今年の受賞に私が観たものは全然かすってなかったけど、やっぱり映画祭は楽しい。
東京国際などに比べて、Ｑ＆Ａの挙手が心なしか元気な気がするｗｗｗ

一本目は香港。リー・チョクバン監督デビュー作。
エグゼクティブプロデューサーとしてのハーマン・ヤウやギャラ大幅カットで参加したチャップマン・トウのサポートが大きかったらしい。

部屋に転がった女の生首。6階G室、重力、Gカップ、グスタフ、ガン、ゲイ、フラット6G、胃癌、売春婦……ポップアップされるＧの単語がピースとなって猟奇的な事件の真相を浮かびあがらせる。

いろいろと仕掛けているのは分かるけれど（あ、仕掛け＝ギミックもＧだ）、肝心のオチがね～、そんなにね～。強めの「ええっ!?」を期待しすぎたかな。
そもそも「ＧカップじゃないのにＧと呼ばれる」くだりがぜんぜんピンとこなくて、始めから乗り損ねたような気もするし。
でも最近の香港が抱える葛藤が反映されているかのような暗いトーンと、善人がひとりもでてこないけれど、たんに生きるのがヘタクソなだけでほんとの悪人はいないのかも？と思わせる感じは嫌いじゃない。

気づかなかったけれど「Ｇ」と呼ばれてクラスメートから疎まれている女子高生は「SPL 狼たちの処刑台」でルイスクーの娘役だったハンナ・チャンという女優さんだそうで。ＳＰＬの時も今作も、女子高生にしか見えなかった彼女が実は25歳と知って仰天した。
彼女と性的関係を持つ高校教師、劇中ではぜんぜんパッとしなかったのに、Q&Aで壇上に現れたときのイケメンぶりといったら、となりにいるずんぐりむっくりの監督がかわいそうになるくらいだったわ。