kyokoさんの映画レビュー・感想・評価

kyoko

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2016年11月Filmarksデビュー。劇場鑑賞は月平均20本。
最近はドキュメンタリーが多め。
5.0をつける勇気がなかなか出ません。
フォローはレビュー文を書いている方のみとさせていただいてます。

映画(672)
ドラマ(0)

幻土(2018年製作の映画)

3.6

シンガポール埋立工事現場で中国からの移民労働者が失踪した。
捜査する不眠症の刑事と、事故にあってから眠れなくなった失踪労働者の夢がシンクロしたとき、現れたものは現実か幻か。

テーマパークのように作り
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.8

ネトフリの新着にあがっていたので、四半世紀ぶりに鑑賞。
香港ノワールというジャンルが生みだされた記念碑的作品だけあって、今観てもなんら古さを感じない……のはさすがに嘘になるけれど、あの劇伴を聴くだけで
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ヴォウィン(2016年製作の映画)

4.2

統治国家が次々と変わる中、ウクライナ人・ポーランド人・ロシア人・ユダヤ人、加えてアルメニア人などの少数派民族が共存していた地域・ヴォウィン(現在はウクライナに属す)。
第一次世界大戦終結後、独立回復を
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7年の夜(2018年製作の映画)

3.8

いや~序盤のあれはほんと怖かったな。。。
体に力が入りっぱなしだった。

現在から7年前に遡りながら、何が起こったのか、なぜこうなってしまったのか、結構ぶっとんだ展開でありながらも違和感がないのは、リ
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ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ(2015年製作の映画)

3.8

ここでは167の言語が話されているのですよ!と嬉々として言う人も、ジャクソンハイツのために尽力してきてお誕生日パーティまで開いてもらってるおじいちゃんもその取り巻きも、「友だちだって、男だって、なんで>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

3.8

中間選挙の前に観たかったけど、後に観るのもアリだった。

なぜトランプ大統領が誕生してしまったのか。
大統領予備選挙で失望させてしまった民主党員の棄権票だけではなく、その原因はオバマ時代にあったと言え
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ワンダーランド(2017年製作の映画)

3.1

フィンランド映画祭④

若い女に旦那を取られた49歳の女が、ひとりで鬱々としてるならいつもと違うクリスマスを過ごそうぜ!と友人に誘われ、民宿を営む有機野菜農家を訪れる。
そこにいた先客の男、農家の夫婦
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Heavy Trip(英題)(2018年製作の映画)

4.0

フィンランド映画祭③

今回の映画祭ではNo.1(未鑑賞「ヴァイオリンプレイヤー」除く)!

ノルウェー最大のメタルフェスを目ざすフィンランドの売れない(ていうかステージに立ったことがない)メタルバン
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

-

これはフレディ・マーキュリーの映画(しかも中途半端)。
Queenの映画じゃなかった。

軍事演習(1979年製作の映画)

3.8

東西対立時代に毎年行われていたNATOの秋季大演習、これは1978年旧東ドイツの国境での演習に密着した作品。

偉い人の挨拶で「死人が出るかも」という言葉が出たときは「え!?実弾使うの?」と思ったけれ
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ガンジスに還る(2016年製作の映画)

3.6

最初の30分、いや、半分ぐらいは寝たかも。
じいさんと孫とバラナシ仲間の女性がバングーラッシーでハイになってるのと、そのときの夜のガンジス川の美しさと、生まれ変わる話で父と息子がゲラゲラ笑い合ってるシ
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シナイ半島監視団(1978年製作の映画)

3.7

エジプトとイスラエルの間にある停戦地域シナイ半島。
1978年のキャンプ=デービッド合意に基づき、この緩衝地帯で条約違反がないかどうかを監視するために創設されたアメリカ部隊を映した作品。
正直、今まで
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ターニングポイント(2018年製作の映画)

3.7

フィンランド映画祭②

なかなか面白かった。

スウェーデンへの不法入国を目論むアフリカ系難民、息子を育てながらトレーナーとしてジムで働く男、DVの元彼から逃げるシングルマザー。
不運が重なったことで
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アントレプレナー(2018年製作の映画)

-

フィンランド映画祭①

「プルードオート」という植物由来タンパク質を開発・販売会社を立ち上げたふたりの女性マイヤとレーッタ、かたや寂れた田舎で食肉販売のかたわら移動遊園地で生計を立てているアクセリ一家
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

PCの画面だけで展開するという縛りのために、いやいやそれは無理があるだろう的な、かえって矛盾を産んでしまったところもあったけれど、最後まで引っ張る力があって面白かった。
ていうか、これだけのプロットな
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.9

茶道に関して全く興味も知識もない私が、見終えた頃には「なにゆえ茶の道があるのか」がちょっとだけ分かった気になった。

茶室は小宇宙と称したのは千利休だったっけ。その空間では人は平等であり、誰もが客にも
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アマンダ(原題)(2018年製作の映画)

3.8

TIFF2018⑪
今年はこれがラスト。

脚本賞、グランプリ受賞作品。

すこぶるドラマチックな内容に対して雰囲気はそれほど重々しくないのが最初はちょっと違和感があったけれど、姉を突然に失って、とに
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氷の季節(2018年製作の映画)

3.9

TIFF2018⑩

最優秀男優賞、審査員特別賞受賞作品。

欲とプライドに覆われた老人を見事に演じきったイェスパー・クリステンセンの最優秀男優賞受賞は文句なし(他は文句があるみたいな言い方だけどお気
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.7

TIFF2018⑨

日本映画スプラッシュ・監督賞受賞作品。

しっかりと練り上げられたプロットに、キャラクターの丁寧な描き込みが合わさって、偉そうに言えばちゃんと「映画」になっている。
松本はほんと
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.5

東京国際映画祭の合間のネトフリ。

お話としてはまったくもって面白くない。
どこを切り取ってもどこかで見たことある系で、最後の最後でこちらを混乱させるやり方も目新しくない。


これはひとえにディカプ
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半世界(2018年製作の映画)

3.7

TIFF2018⑧

私の大好きな「団地」の阪本順治監督によるオリジナル脚本作品。
長谷川博己、渋川清彦というこれまた大好きなふたりなので楽しみにしていた。

冒頭と合間の心象風景でなんとなくラストが
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Notebook from My Mother (英題)(2017年製作の映画)

2.9

東京国際映画祭連動企画
コリアンシネマウィークにて

惣菜屋をする母のアランは料理のレシピを詳しい解説と絵でノートに書き留めている。時間講師をする息子のギュヒョンとは冷ややかな親子関係だ。ある日、アラ
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はじめての別れ(2018年製作の映画)

3.9

TIFF2018⑦

新疆ウイグル自治区に暮らす人々の生活を描いた、ドキュメンタリー風味の作品。

これは「わたしたち」や「悲しみに、こんにちは」と同様、子どもたちのリアルなかわいさが見られるはずと確
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

3.8

途中ちょっとダレちゃったのと、少女怪物へのいたぶり方に対して、アイツらの死に様があっさりしている以外は概ね満足。担任がすばらしく胸くそ悪いのも◎

そして終わり方がいい。あの行動にはグッときた。

Y
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オボの声(2018年製作の映画)

3.3

雨の坂道、真夜中の山道、どこに行っても驚くほどの長回し。
今なら私もできるんじゃないかと思うほど、ガスボンベ交換の手順をきっちり見せてもらった。

説明とセリフをぎりぎりまで削ぎ落とし、主人公の出口の
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.2

TIFF2018⑥

原作未読。

一貫して「好きって?」をテーマにしてきた今泉監督だけど、恋とはなんだ?それは愛なのか?なんて、そんなことはどうでもいいんだよ!と身も蓋もないことを言って「好き」をぶ
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輝ける日々に(『サニー』ベトナム版)(2018年製作の映画)

3.8

TIFF2018⑤

日本版スルーでベトナム版。

時代設定はベトナム戦争が終結した1975年と、クリントンが訪越した2000年。
韓国版サニーと脚本は同じだけれど、時代が異なるので音楽もグループ名も
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シレンズ・コール(2018年製作の映画)

3.9

TIFF2018④

都会の生活に嫌気がさした建築家タフシン。彼は10年ぶりに再会した女友だちから、有機農業コミューンにこないかと誘われる。意を決して会社も辞め、いざ空港へ。

タフシンに次から次へと
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

TIFF2018③

アメリカはバットマン、インドはパッドマン!!!

インドでは女性は月経の間は穢れているとして居間に出てくることを禁じられる。高価なナプキンの代わりに使っているのは汚い布……ってこ
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武術の孤児(2018年製作の映画)

4.0

TIFF2018②

かなり好みの作品だった。

悲哀はあるものの、暗さはない。武道を揶揄しているわけでもないが、全体にゆるい皮肉が入り混じっていい感じに笑える。
洒落たカットもあれば、ザ・風光明
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アジア三面鏡2018:JOURNEY(2018年製作の映画)

3.6

TIFF2018①

中国、ミャンマー、日本を舞台にした、旅がテーマのオムニバス。
2017版は未鑑賞。

最初の「海」は現代上海の母親がステレオタイプ過ぎで話に新鮮味が全くなく、「第三の変数」はもの
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.9

友人が当てた試写会に便乗。
原作未読。

思った以上に見応えのある作品だった。

まず演者にハズレがいない。
篠原涼子の鬼気迫る演技がこの映画に厚みを与えている。
子役も泣けたが、個人的には松坂慶子演
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負け犬の美学(2017年製作の映画)

3.7

おフランスがボクシング映画を撮るとこんな感じになるのか。

ぜんぜんストイックじゃないし、ボクシングスタイルもかっこよくはないし、問題はそこじゃないと言わんばかりのラストは正直物足りなさを感じるし、当
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自我との奇妙な恋(2015年製作の映画)

3.7

自信に満ちあふれていた姉はなぜ死んだのか。
姉と似たタイプの女性たちを代弁者とすることで、姉の内側に起こったことを知ろうとする、ちょっと変わった手法のドキュメンタリー。

理想としているあるいはまわり
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翡翠之城(2016年製作の映画)

3.7

ミャンマー北部カチン州にある翡翠鉱山。
内戦の混乱で業者不在となった山には、違法採掘する人々がいる。
夢はもちろん一夜にして大金持ちになること。

16歳で翡翠鉱夫になって足かけ26年、家に帰ってくる
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福祉(1975年製作の映画)

4.5

ワイズマン鑑賞8作目にしてこれが暫定1位かも。

「俺たちだって人間だ!」と訴えるインディアンから始まったと思ったら、もうそこから困ったちゃんたちが止まらない。
止むに止まれず助けを求めてる人もいるん
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