このレビューはネタバレを含みます
とても丁寧に紡がれていく映画。
ナイナイとビリー、二人の大好きな気持ちが色んな表情から読み取れる。
ラストのナイナイがビリー達を送り出すシーン。
あのシーンの為に、この映画が作られたんじゃないかと思ってしまう程の破壊力だった。
そうなんだよね。
自分のおばあちゃん達のことを一気に思い出した。
いつも別れ際、車にピッタリくっついて『危ないよ!』と言っても離れず、窓越しに手をつないで見送ってくれた。
見えなくなるまでずっと手を振っていてくれた。
あのナイナイの手が、どんなセリフよりも感情が表れていて、涙が止まらなかった。
ものすごいシーンだった。
全員で作り上げてる、完璧なシーンだった。
移民の難しさや、家族間のそれぞれの考えの違いなどのテーマも扱われていて、緩やかにドシンと骨太な映画に感じた。
観てよかったなぁ。。。