すべてが美しかった。
島の景色も、光も、構図も、台詞も、そして話自体も。
勝手にどうせ三途の川の話なんでしょう…なんて思ってたら、その期待をいい意味で裏切ってくれて、予想を上回るファンタジーだった。
そして、果てしなく青い。
恋愛感情をただその人らしさを失わないように見守っているだけでいいと、それだけでいいなんて、眩しいほどいい!
大人になっていくにつれて、恋愛という形や順序に対する固定観念が生まれて、どこかでこういうものなんでしょ、という型ができ始めてる。
いまや、マッチングアプリができてるし、否定はしないけど、ときめきが半減するのは否めない。
相手を手に入れればいい、誰かに取られたら嫌だ、という恋愛でない。そういう青さがとても素敵だった。