icさんの映画レビュー・感想・評価

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writer & web editor ° めも◎184(2017)

映画(631)
ドラマ(46)

キャンディ(2006年製作の映画)

3.5

最初のシーンでヒース・レジャーのひらがなタトゥーが気になってしまったが、最後にはそんなことそっちのけで涙。

シド&ナンシーやカートコバーン&コートニーのように音楽をしてるわけでもなく、ドラッグに溺れ
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.0

定期的に観たくなるカウリスマキ作品。
はじめはお互いを馬鹿にしてた男女がいつの間にか心だけで通じていく。それをカウリスマキワールド全開に表現するものだから釘付け。

なぜ、彼の世界に取り込まれるのかや
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

3.8

「楽しい」と「楽」は比例しない。同じ漢字であることが不思議なくらい別物だ。

そして、最終的に「楽」に慣れてしまった人間は後戻りできないのだろうか。

ニコラス・ローグの映し出す大自然と文明化された社
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.6

半端ない!なんて言葉を使うのは久しぶりだけれど、構図、カラーセンス、笑いのセンス…などなどとても素晴らしい作品。

未来感溢れるインテリアはおしゃれでスタイリッシュでクールなのに、スマートじゃないのは
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.2

この頃の東京はなんだか東京らしい感じがした。なんていうか、今はオリンピックに向けて東京を整えている。ちょっとよく見せようとしている感じがあるのかもしれないと。もっと本当は東京は混沌とした風景でそれぞれ>>続きを読む

アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.0

はじめから終わりまで曇り空のような寒色の世界の中クラゲが美しく思える。小さな水槽から川へ川から海へ。東京を逃げ出すんだよと。

ああ、そうかと何かと縛られてることを感じた。人間関係、仕事、日常生活、人
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息もできない(2008年製作の映画)

2.8

苦しい。息もできないという邦題通り、解決策もわからず循環される悪い状況は変わることなく続く辛さを感じた。
これは一種の社会問題?なのか。
仕事だとはいえ、正気であれば心が痛む。悲しさが初めから終わりま
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新宿スワンII(2016年製作の映画)

2.3

園子温監督作品でなければ観なかったであろう一本。かと言って園さんのオリジナリティみたいなものからはちょっと遠いなと思う。
原作ががっちりあるから仕方ないのかもしれないけれど、「愛のむきだし」や「冷たい
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

2.3

池松さんは相変わらず凄い。気持ちを持っていかれるし、あの役はこの人しか出来ないのではと思う。
愛の向け方とは難しいもので、初めは驚いたけれど真剣が過ぎると何が合ってるのかわからない。そもそも人に対して
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パリ、恋人たちの影(2015年製作の映画)

2.1

なんというべきか、内容が現実的すぎたと言うべきか。本当はなくてはならない存在である同士が寂しさや物足りなさ、性欲を埋めるために他の人を巻き込む。正直言って本人たちが主人公だからよいけれど、互いの愛人か>>続きを読む

スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)

2.9

ウディ・アレンの何気無さというか、最後のさりげなさの演出がすごい。
この映画を最後まで見て意味がわかる。みたいなことを作品に盛り込ませるのが上手い。ヤラレターって気分になる。

内容はちょっとアメリカ
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ヴィオレット ある作家の肖像(2013年製作の映画)

3.5

苦しい。孤独ということを全面に出す彼女の姿が返って周りを遠去ける。
でも彼女は黙ってられないくらいにストレートに欲求をぶつける。それは不器用と言えどどこか憧れを持つようにも感じられる。ヴォボワァールの
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愛のコリーダ(1976年製作の映画)

2.8

意を決して鑑賞。
何というか日本人の方がもしかしたら、表に出さない分、物凄く過激なものを持っているのかもしれないというのが第一に思ったこと。それとも、その普段の日常とのギャップのせいなのか。

過剰な
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.0

途中挟む風刺的なイラスト、アニメーションの編集がコミカルにして面白くみれた。

マクドナルドは最近減ってきた気がするが2000年代の人気も懐かしい。最近ハッピーセットを売りにしたCMも観なくなったよう
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青い果実(2013年製作の映画)

2.4

終わり方がすごい。
どうにでも捉えられるし、ソワソワとする。何も解決できていない感じ。これがリアルなのかと悲しくもなる。

ただ、あんな仲の良い家庭からなぜああいうタイプの女の子が育ったのかとかそうい
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エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

3.5

エゴンシーレ役の俳優の美しさたるや。妹役の子も印象派の絵画に出てきそうな二重の目。

芸術家の恋愛は一筋縄ではいかない、というイメージがある。恋愛と制作が混同していくからか。制作活動を続けていくには必
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.8

ものすごく静かに悲しさを感じた。
チャットの音楽が以前より体に染み渡るように感じる。

それでも変わろうとして頑張った姿のイーサン・ホークの演技がなんだかじわじわときた。人を変えることができるのは人で
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COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック(2015年製作の映画)

3.8

日記や幼少時代のホームビデオが残っていることに驚き。しかも資料としては大量に残ってたのも。両親が離婚していながら子供の頃の写真やビデオが残っていたのはなんだかどこかで救われた気持ち。

とても繊細で寂
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恋人たちの食卓(1994年製作の映画)

3.5

家族によって、習慣は違う。隣はカラオケ、こっちは食卓。家族の関係性ってちょっと特殊で難しい。でもほっとけない。

私からしたら、豪勢な料理に洗濯に、朝まで起こしてもらえて、、、それでも父親に不満がある
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

2.8

正直なところ物凄く心を奪われる映画には感じなかった。
何となく身の上というものは人それぞれあるけれど、それの度合いに落差があったとしても他の部分でバランスが取れているのではないかと自分の中で思っていて
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偶然にも最悪な少年(2003年製作の映画)

2.4

主人公が狂ってるという前にこの映画自体狂っている。でも、その発想が飛躍しすぎて面白い。

この映画はまず、自分が韓国人であることを武器にしている。〜だからと。俺、韓国人だからと。根拠が全くない。それを
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GO(2001年製作の映画)

3.5

なんだこのすっきり感。世の中くだらないことばかりだと思った。つまらない小さいことにこだわって本質的な部分や1番大切なフィーリングを忘れている。もどかしさまで感じた。

それでも今まで生きてきて洗脳とま
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.2

仕事に追われ子供の世話に見向きもしなかった父親が奥さんが出ていってはじめて子供と向き合うという映画。

こんなの1番困るのは子供だ。どちらかなんて選べるわけがないのだから。

ぐちゃぐちゃに作っていた
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ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

3.9

むしろまだ観ていなかったのと言われてしまうであろう映画。やっと鑑賞。

まだ観たばかりでは収集つかないが、この映画が語っているのは恋愛だけではないと感じた。
人間のどうにもならない理不尽さや不平等さ、
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんとも怖い話。ザ・SFという感じ。
初めは理解できず話が進んでいくのを追っているだけだったのが最後にかけて困惑し、最後まできて恐ろしくなる。そして、悲しい。

とは言え、正直に言って、女からしたら自
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.0

初めて戦争を知る時、クローズアップされてから知る。戦争の期間、何年に始まって何年に空襲、何年に終わってそれで終わり。そのあと、現代に戻って被曝したらどうなるかとか原爆ドームが残っていたり爪痕みたいなも>>続きを読む

パフォーマンス(1970年製作の映画)

3.9

組織という歯車に乗せられ動いていた人物と社会から離脱し生きている人物。生きているとはどちらのことを言うのか。生きていることが息をしているということではないと気づかされる。

同じ時間を過ごしていても流
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ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋(2011年製作の映画)

3.2

現代の女性に感情移入出来なかった。自分の現状と勝手に重ね合わせている彼女にはどこか恐ろしさも感じた。
(ただ、同じ名前という点で執われる言霊みたいなことはあるような気もしなくはない。)

ウォリスとエ
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リトル・バード 164マイルの恋(2011年製作の映画)

2.2

正直なんだこの子っと思ってしまう。友達になれないし、勝手だし腹が立つというのが感想。

とは言え、腹が立つしもう嫌だと思うのにそれでも一緒にいたいと思う気持ちもわからなくない。そういうのも一種の腐れ縁
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告白(2010年製作の映画)

2.7

日々に追われ久しぶりの映画鑑賞。
とても重たい内容を扱っておきながら、それとは全く寄り添わない音楽が流れるのが中島監督作品の特徴なのではないだろうか。とんちんかんにもアイドルの音楽が流れてくる。でもそ
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(2017年製作の映画)

2.6

物凄く短い映画だったが完結しており、想像も膨らませられる。空気感や緊張感が伝わってくる。あの感じは誰もがどこかで体験したことある時間なのかもしれない。

田舎町の夏の景色はこの寒い時期には憧れしかない
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若葉のころ(2015年製作の映画)

2.8

非常に水が美しく撮られてる映画だった。透き通るようなイメージ。

それが若さともどかしさと純粋さを表していたのかもしれない。大人になる前のあの頃は受け入れられないことが沢山ある。大人の恋愛が汚らわしい
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ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)

2.6

デニーロが嫌な役過ぎるが、とは言え哀れにも感じられた。人の気持ちが分からない面や自分中心主義が強烈過ぎて可哀想に思ってしまう。

ディカプリオはどんな格好でも綺麗な少年だった。どうしてもやさぐれてしま
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.7

一度目の鑑賞がDVDが壊れており、二度目にしてやっと鑑賞完了。

モハメド・ラフィの音楽がこの映画に合わせるのか!と最高にいけている。

誰にも告げずに消えることは可能なのか。現代では全くもって難しい
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

3.1

モリコーネの音楽は鑑賞後しばらく頭の中のBGM。
常にフィナーレ感のある音楽に高揚感が増していくが最後まで期待が高まりすぎたため終着地点に唖然としてしまった。
名高い映画ほどそういう部分に難しさがある
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