太宰治の小説「人間失格」SFにオマージュして、SFダークヒーローにしてCGアニメーションにした作品。
スーパーバイザー に「踊る大捜査線」、「PSYCHO-PASS」の本広克行。ストーリー原案・脚本 には「マルドゥックスクランブル」の冲方丁なだけあってか。世界観が上記の作品に似ている。
小説「人間失格」のオマージュなだけあって、第一手記〜第三手記の3部構成となり。登場人物名も同じ。
医療技術が発達して「死」を克服した人類は果たして「幸せ」なのか?そんなメッセージを感じました。「PSYCHO-PASS」でもシュビラシステム「包括的生涯福祉支援システム」と言ったAIやシステムが人を管理する社会になれば人類はいずれダメになる。(全人間失格)この世界観が似ている気がしました。
ですが残念ながら、肝心のストーリーがまとまっていなくサッパリ分からん!「人間失格」のフィルターが邪魔をしてるので否応なしに比較してしまう。人間社会の本質的なことが表現されてるだけに、映画でなく1クールアニメにすれば良かったのでは?と思う作品。