やや

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんのややのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これを観たほとんどの人が自分の父(あるいは母)との思い出が脳裏に浮かぶのではないかな、と感じる作品。
とくにファミコンを一緒に遊んだことがある人なら尚更。

原作ファンとしては「ああ、あのエピソードがカットされてる…」とか「ここは原作のままだから良かったのに…」など物足りなく思う場面も多い。
なので原作の方が圧倒的に面白いと感じるけれど、それは別に不満ではなく。
原作者が『光のお父さん』を通して伝えたかったことは『オンラインゲームは素晴らしいんだよ!』という事だと考えると、2時間にうまくまとめてその役割を果たしていると思う。
妹の存在や仕事関連などかなりオリジナル要素が入っているし、その展開はあまりにもベタだけど、リアル側を深掘りして描くことでオンラインゲームを知らない人でも共感しやすく観やすくなっている。(ような気がする。私はズブズブのネトゲ民だったので想像です。笑)

お父さんの演技が、寡黙だけどどこか行動が可愛らしく、不器用で、ネット上ではよく喋り冗談も言う、「あるある!」なお父さんらしさが出ていてとても良かった。コントローラーに向かって「ありがとうございます」は可愛い。笑

人との繋がりっていいなとあたたかく優しい気持ちになれるね。マイディーさん大好きです。
やや

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