ミーミミ

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんのミーミミのレビュー・感想・評価

5.0
これは自分のものがたりだ!

って脳内のランプが点滅したよ

血管を血がザァーって勢いよく流れて

この映画が好きだーって叫んでいた


一晩寝ても興奮が冷めず

思い返しては微笑んでしまうという…



ここからは私がたり
個人的なおはなしですみません💦


2年前、趣味という趣味のない私はごくごく平凡な母親でした。

息子と2人暮らしでしたが、息子が遠方の大学に進学した経緯で離れて暮らすことになりました。

唯一の繋がりは、その時期、息子が始めたフィルマークスをこっそりのぞくこと。

その文面から大学生活を想像して安堵していました。

が、次第にその文面に息子らしさがなくなり始め
わたしは不安にかられました。

「息子が見えない!」と。



そこからです。GWに帰ってきた息子に教えてもらい、フィルマークスの投稿をするようになったのは。

息子と共通の繋がりを持つことで、息子の姿を探したのだと思います。



フィルマの世界に飛び込んでみて、発見したことがあります。

わたしは現実世界では、自分のことを語るのが苦手です。
人に内心をさらけ出すことが苦手なのです。

でも、フィルマでのミーミミという名前でなら
すなおに心の声を表出できる。自分が出せる。

不思議ですね。この歳になってこんな経験ができるなんて。


そして、もうひとつ。フィルマの恩恵。

それは、フィルマの住人との交流です。


心がすっかり解放されてるなかでの、映画が好きってところで繋がる皆さんとの交流は計り知れないほどの充実感です。

お人となりは文面から痛いほど伝わってきますし、年齢・性別を飛び越えてお話しできるのは、楽しい限り。

映画のなかでも出てきた「居場所」って言葉がスッと腑に落ちたのも、この経験があってこそなのかなぁ、と感じます。

と、いろいろ派生しましたが

さて、わたしは、フィルマで息子の姿を探せたでしょうか?

その答えは、

フィルマで飛び抜けて評判の良いこの映画をともに観、終演後に顔を見合わせて「はぁー!!」って感動のため息を交わせられただけで、良し!って思おうとおもいます。

とにかく幸せな映画体験でした。


ラストに…ネタバレ









この映画の凄いところは、ゲームのなかで養った信頼から、現実の世界で忘れていた記憶が蘇るところだと思います。

はたから見たら、大した記憶ではないかも知れません。
でも、当人にとっては大事な大事な父との記憶なのです⚾️
ミーミミ

ミーミミ