エアール

嵐の中でのエアールのレビュー・感想・評価

嵐の中で(2018年製作の映画)
3.7
「ロスト・ボディ」、「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」など、
いい意味で観客の期待を裏切ってくれるオリオル・パウロ監督が
再び仕掛けるトリックです!!
謎が謎を呼び、あるきっかけから何かと何かが結びついていることが分かり、
ほいで最後にはどういった結末と繋がりが語られるのか…
この監督さんの作品ですと
特に意識してしまうそのあたりです、笑


Netflixオリジナル作品 × オリオル・パウロ監督 × スペイン出身の美人女優 アドリアーナ・ウガルテ主演ときたもんだから
これは観るしかない、と。。


嵐の夜…
どういうわけか時空の歪みが生じて
今現在と25年前の今日が
古いテレビとビデオカメラを通して
時空を超えて繋がってしまう。

25年前の今日
この日も今現在と同じような嵐の日であった。
隣人の男が妻を殺害したことを知ってしまったひとりの少年がむかえた悲しい運命。
カーテン越しのシルエットと聞こえてきた悲鳴が気になった少年は
様子を見に隣家へと向かう。
到着すると彼はそこで刺殺された奥さんの遺体と手に血の付いた包丁をもつ旦那さんと鉢合わせてしまう。
動転した少年はその場から逃げ去るも
道路に出たところで勢いよくやって来た車に轢かれて命を落としてしまうのでありました。


25年後
かつてその少年家族が住んでいたまさしくその家に
引っ越して来たひと組の家族
ーー夫妻とひとり娘

かつてここに住んでいた少年が
車に轢かれ死んでしまったことを
昔の記事で知った妻は
その日の夜不思議な体験をする。

時空のズレにより
25年前の今日と繋がったことで
妻は死ぬ運命にあった少年の命を救うことに成功する。
が目覚めてみると
さっきまで歩んでいたのとは別の人生で目覚めてしまったことを悟る妻。
そのせいでか
愛娘はこの世に存在していないことになっており、
夫にも、友人にも、
自分のことをまるで知らない赤の他人であるかのように
振る舞われてしまう。

自分の人生と娘を取り戻すべく
妻は今生きてる別の人生で
何かしら手がかりを探し始めるのだが…
エアール

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