くるぶし

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングのくるぶしのレビュー・感想・評価

4.0
おんっっもしろい
現行連載中の漫画の映画化で過去1番と言っても過言ではないでしょう

前作はスピンオフ色が強かったのに対し、今作は連載、アニメの内容を踏まえ作中の1編に組み込んでもなんら支障のないような形のストーリーであったことが大きな評価ポイント。すんなり入ってきた。

またヒロアカのコンセプトである「ヒーロー」の成長を描くという点で熱いシーンが盛り込まれており、
ヒーロー映画としても素晴らしい出来。応援の声でヒーローが奮起するというシチュエーションに本当に弱い。泣きそうになった。

前作に比べての評価ポイントとしてもう一点大きな事項がある。クラスメイト全員に見せ場があり、そして何よりめちゃくちゃカッコいい。
いっちゃん惚れたのは瀬呂と尾白。普段は活躍シーンがあまり描かれないが、サポートを完璧にこなしメット割れというライダー好きには堪らない萌えポイント出す活躍を見せる瀬呂。そして無骨ながらも身体張って周りを守る尾白がかっこよかった。
本当に一人一人言えるくらい素晴らしい演出だったと思う。制作陣の活躍させてやるという気概が感じられ大変感動した。

そしてまあ〜何よりデクとかっちゃんの活躍ぶりは言わずもがな。ずっと前から惚れてる。「助けて勝つ」「勝って助ける」をデクとかっちゃんがそれぞれ体現しながらヴィランに向かっていく。しかし、ここぞという場面ではお互いのスタイルが逆転するというところで一本取られた。
そーいや中盤で「目標は同じ」って言ってたの前フリだったのか〜!一本取られた〜‼︎ってなった。

ラストの戦闘シーンは本当に劇場に行かなかったことを悔やむほど素晴らしい作画。
ド派手ながらも誰がどこにいるのかわかる見やすさというのはかなり計算して作られたものだと思う。流石のクオリティ。
熱い展開が立て続けに起こり拳は握りっぱなしで腰を浮かし前のめりになっていた。
何より!ヴィランを倒すアイデアとして、これ以上の展開ある!?!?という最終回かと思うような熱さ。もうとにかく熱い熱い。デクとかっちゃんエモすぎて得もいえない。
正直、あれの回収のしかたには疑問が残ってしまったが、ファンサービスとして許容することにする。映画だし事情があることはわかるけどもっとうまい回収のしかたしてほしかったなあとも思う。

とにかくヒロアカ好きなら観るべき一本であるのは間違いない。
そしてヒーロー映画好きにも自信を持って薦められる作品。サイコーでした。
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