このレビューはネタバレを含みます
やっとのことで、見る気になりました。
難解極まりないとのうわさでしたからね。
さっき1度目見て、解説サイトもみちゃいました。
量子論なんかの、陽子が時間を逆行してるとか、重力が時間を超えるとか、ムズカシイ話が出てくるのは、インターステラーと同じですが、本作ではさらに難解。
少しの難点は、輸送飛行機のカラーリング。もう少しリアリティのあるデザインなら、良かった。せっかく実物のB747使うんだから。
タックスヘイブンならぬ、タックスフリーゲートとストッカー、そしてその設備は良かったが。
対テロ特殊部隊として、ドラえもんの時空警察のように、さーっと現れて解決してくれません。
ネッチリニッチリと解決していきます。男女の愛憎とバイオレンスを絡めてです。
そこはインセプションなんかにも通じる部分が確かにありました。
しかし、あの特徴的ストラップの相棒。
最初、信頼できなさそうと思っていたが、
最後のシーンで、、
お前、そんなに無邪気に、修羅道をずっと輪廻って、、、と、ふと歩きながら考えると涙がポロポロ出そうになる。ぐっと下腹に力を入れて我慢する。
ノーラン監督は、「名もなき男」つまり無名戦士を通じて、誰もが「特別な人生」を送っていることを発信し続けているような気がする。
ダンケルクも、インターステラーもそうだったように。