このレビューはネタバレを含みます
グランドシネマ池袋の最速上映は逃したけど、初日は取れたので行ってきたぁ!
まさにノーラン映画の集大成。
時間の逆行は「メメント」
オープニングの襲撃は「ダークナイト」
時間のズレは「ダンケルク」
助けたのは未来の自分は「インターステラー」
ストーリーの大筋だけは意外と単純で理解は出来る。
なんなら分かりやすい悪役もいるし。
でも今目の前で起きていることは難解すぎてワケが分からない。
仕組みもよく分からない。
なので初見はそこの理解を諦めて、映像と音を楽しんだ。
CGを使わないノーランの映像はやっぱ唯一無二。
飛行機突っ込ませたり、おそらく実際に建物を爆破して逆再生。
順回しと逆回しが同時に進むラストの戦闘シーンも脳が追いつかない。
でもドンパチ好きだから単純に楽しい!
デンゼル・ワシントンの息子はもう自分の演技をきちんと確立してますね。
でも今回は高身長の美人エリザベス・デビッキとロバート・パティンソンが至高!
ケネス・ブラナー演じる悪役が「自分のモノにならないなら、他人のモノになるのが許せない」と執着を見せるキャット。
失礼な話、「透明人間」のエリザベス・モスは執着される理由が理解出来なかったけど、エリザベス・デビッキの説得力!
高貴さすら感じられるその御姿はどこを切り取っても絵になる美しさ。
ロバート・パティンソンも「トワイライト」の頃より今の方が圧倒的にカッコイイ。
そしてこの映画のパティンソンは今までで最高の演技してたと思う。
そしてここ最近軍人役が多いアーロン・テイラー・ジョンソン。
もはや「キック・アス」のヘタレ役のほうが違和感を感じるようになっちゃったね。
とにかくノーランもワーナーも延期したとはいえこんな時期に公開してくれたのは英断。
映画ファンのことも考えてだろうけど、確実にリピーターを呼び込める作りだからロングラン上映を狙ってるとか。
でも単純に難解なだけならリピーターになる人も少ないだろうけど、ノーラン作品は映像の凄まじさも相俟って何度観ても飽きないという特徴も兼ね備えてる。
個人的には「インターステラー」を超えてはいないけど、それでも数回は観に行くと思う。
たぶんこのレビューも追記していくことになるんだろなw
テネットは世界を救っただけじゃなくて、コロナ禍の映画館も映画ファンも救ってくれたよ。
ありがとうございます!