ぎんが

TENET テネットのぎんがのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン版007って感じ
あとドラえもんとターミネーター混ざってるかな?
それからドゥニ監督のメッセージ
用語は知ってるのもいくつかあったけど、そこまで構える必要はなかった
赤と青が冒頭のロゴから効果的に使われている
劇中も色に注目すれば置いていかれることはないと思う
キャラがもう少し肉付けされてたらな、ちょっとドライだった
名も無い主人公、記号的で新鮮
仕掛けが上手い
ノーラン作品にしてはヒロインがありきたりな感じで残念…もっと盛り込んだ設定欲しかったなー
エリザベスさん美人だし
そこそうなる?って矛盾につっこみたい気もありつつ、アクションが楽しいのでまぁいっかな気分で観てた
スーツ×アクションフェチなのでそこのポイントは高い
思考実験を映像化するとこうなるんだなぁと学びにもなった
あと、親殺しのパラドックスって英語だとgrandfather aradoxなのね
ニールおまえ良いやつだな〜エモい、泣いちゃう
友よ…

合言葉、黄昏に〜なのも良い
色んな訛りの英語が聞けるのも面白かったな
テンポ早くて見落としてる部分が結構ありそうなのでもっかい観ようと思う
パンフは買いです、わかりやすい解説がありがたい

字幕で誤解してしまう部分もあるので、出版されてる脚本も併せて読むとより理解できます

追記
ラストの主人公がプリヤからキャットを助けるシーン、ナレーションがニールなんですよね
その台詞から
誰かが防いでくれたから、自分の気づかないところで助けてくれたから生かされてる
でもそれが、気づいた時には…
ごん、おまいだったのか状態
スパイ物の皮をかぶった「ごんぎつね」だなんて聞いてないよ!!泣かせやがって!

そして逆行やらエントロピーやらに注目が集まってますが、これは母が子を守る物語ではないかと
アルゴリズムを作った科学者は女性という点、バーバラが妊娠していたこと、キャットとセイターの台詞などを見ていくとそう思えてならない
アルゴリズム、テネットの説明はプリヤだしホイーラーから逆行した世界での注意点が話されるし
女性がかなり重要なことを話してるのも気になる
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