(理解するのに)苦戦する作品だったけれど、理解すればするほど面白い作品だった。そういう意味では、インターステラーと感覚的には近かったかな(運良く、自分は物理系出身だったから理解はしやすかった方だと思う)。もちろん、内容は全く違うけど。
他のタイムトラベル系と大きく違うのは、時間を遡る際に、遡る日数分時間を要するところ。まず、そこが斬新だった。それがある故に、逆行という現象がおきるわけで、とにかく惹きつけられた。
難解なシーンが続く上に、展開も早いから置いてかれる人も多いと思う。だけど、予備知識を持ってから臨むなり、要所さえ抑えれば十分に楽しめると思う。個人的に、敵勢力の目的とか本当にさらりと説明されるだけだし、汲み取るのは確かに大変…笑
あと、注意点として、エントロピーとか物理系の専門用語がちょこちょこ出てくるけど、無視して大丈夫です。単純に、逆の事象が生じますってことを簡潔に難しく(笑)説明しているだけだから…