よしだ

TENET テネットのよしだのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます


製作発表からどれくらい待ったのだろうか、ついに念願のTENET。

時間の流れが逆向きって設定の映画は見たことがあったので個人的に驚きは少なかった。時間を逆行できるというのが劇中で分かってからは、どの場面でも、もう一度このシーン出てくるんだろうなと思いながら見てしまった。そういう思考で見ると謎の男、謎の敵などの存在も自ずと誰なのか分かってしまって、うーん。

ただアクション×時間逆行の表現力は凄まじいの一言。クライマックスのシーンはさすがに迫力がありました。ただアクションの分量が物足りない!!予告であれだけ派手なシーン見せて、期待値があがりすぎましたか、大体ちょっと予告で見たシーンなのが残念。。

主人公はスパイだけあって感情をみせる描写が極端に少なく、淡々と事実が進んでいくのが物凄く違和感でした。一番描写されてたのはキャサリン。ノーラン監督の映画は女性にスポットが当たる作品が多いですが、なんかこう今までの作品と違って浅いなと感じた。キャサリンに対して感情移入ができない。主人公がキャサリンに拘る理由もよくわからない。むむむ。

無知であることが武器。というのが今回のテーマというか、未来人と戦う術だったので、そういうのを描写したんですかね。わけもわからず人類を救う、わかもわからず女の人(キャサリン)を放っておけないから助ける、そういうことならギリギリ分かる気もします。

期待値があがりすぎていたので、厳しい評価になってしまう。でもやっぱちょっと中途半端だったかなあ。インセプションを期待していたんだけど、越えてはないですね。残念。

ニール視点はすごーく面白いと思うので、もはやそこを描写したスピンオフを期待している。ロバート・パティンソンまじイケメンでした。好き。ノーラン監督の次回作に期待!
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