あやぎ

魔女見習いをさがしてのあやぎのネタバレレビュー・内容・結末

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

おジャ魔女世代としてずっと前から楽しみにしつつ、きっとテレビ放映はされないだろうという若干後ろ向きな気持ちもあり鑑賞。

でもこれが意外と良かった。一緒に鑑賞した母とも話したけどオープニング曲「おジャ魔女カーニバル!!」がしっとりしていて、大人の女性たちが主人公のこの映画の世界観にはピッタリだった。

劇中では何度かチラッと当時のキャラの映像(というより声?)も登場して懐かしい気持ちにはなるけど、基本的には新しいお話し。でもなんとなくキャラ的には、レイカ(フリーター)=どれみ、ミレ(社会人)=あいこorおんぷ、ソラ(女子大生)=はづきと重なる部分があったのと、必ず名前が「ドレミファソラシド」に絡んでいるのはさすがと思った。

そうやってさりげなく現役で見ていた世代を懐かしい気持ちにさせてくれる一方で、SNSの話題や女性の社会進出に伴って広がった選択肢で悩む女性像等現代を反映しているところが時代の流れをうまく取り入れているとも思った。

私が一番良かったと思ったシーンは最後の方にレイカが発した「みんなはそれぞれの魔法を持っている」。例えば仕事がデキるとか絵が得意といったその人にとって当たり前のことでも、それはその人に与えられた特別な力という考え方。この考え方はとても素晴らしいから、胸に留めておきたいと思った。

それにしても昔のサントラ欲しい〜DVDも見たいな〜ないかな。
あやぎ

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