msy

イップ・マン 完結のmsyのレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
4.0
イップ師匠は清く正しく強く無敵で
いつも周りが勝手に悪くて
それを成敗するだけなんだけど、
その変わらなさに心洗われる完結編。

未熟なチョン・ティンチの外伝の方が
エモいなんて思ったりもしたけど
師匠はやっぱりいい〜

このご時世に改めて白人至上主義を
体現する悪役のスコット・アドキンスも
良かったです。
池内博之(カッコいい)
サモ・ハン・キンポー(好い)
マイク・タイソン(強い)
マックス・チャン(エモい)
に比べるとやや地味ですけど。
私が知らん人やっただけですけど。

そしてウー・ユエ!さすがの構え!
マックス・チャンと共演した「狂獣」で
情けない役で
最後ボコボコにされて顔パンパンに
腫れ上がってましたけど、
それと同じくらい今回もパンパンに
なってて、ちょっとその狂獣を
思い出しましたけど
そうじゃない
見たかったウー・ユエが見られて
無事にイメージ回復。
序盤から円卓バトルでこれこれ!っていう!
詠春拳VS太極拳!フッフゥ!

最後はせっかく泣きかけたのに
大事なところが終わったら
あとはアッサリなのが
湿っぽくならず良かったなって感じです。
本作を撮り終えて
「最高なものには終わりが必要です」
と言ったドニー・イェン。
イップ師匠中の人も確固たる美学をお持ち。
とはいえシリーズ4作も頑張ってくれて
既に56歳なんですけど!
本当にこの完結編に
ファンは感謝しかないです。

前作まで、
姿を見せるだけだったブルース・リーが
シンボリックなバトルを見せてくれたのも
すごいご褒美感。
めちゃくちゃ強くて
正直今回イチ華あるバトルやったので
そんなブルースをやっつけた
ワンハリのクリフ・ブースのことは
クリフ師匠とお呼びしても良いと思います。
msy

msy