スペイン出身の気鋭監督ハイメ・ロサレスが、カタルーニャの乾いた大地で繰り広げられる悲劇の連鎖を描いた。
画家のペトラは作品制作のため、著名な彫刻家ジャウメの邸宅にやって来る。彼女の本当の目的はジャウメが自分の父かどうか確かめることだったが、彼が権力を振りかざす冷酷な人物であることがわかってくる。そんな中、一家の家政婦が謎の自殺を遂げ……。
章ごとに時系列を前後させながら描き、パズルのピースをはめていくように家族の秘密が徐々に明らかになっていく。
主演は『マジカル・ガール』のバルバラ・レニー。本作で77歳にして演技デビューを果たしたジョアン・ボテイがジャウメを演じ『オール・アバウト・マイ・マザー』のマリサ・パレデスがジャウメの妻役を演じる。
★2019年ガウディ賞
助演男優賞(ウリオール・プラ)
★2019年グアダラハラ国際映画祭
【Mayahuel Award】
主演女優賞(バルバラ・レニー)
【Ibero-America Competition】
監督賞
作品賞