「ゾンビ映画のファン」「ジム・ジャームッシュ映画のファン」といったら後者の自分にとってコレはアリだな。
パトロールカーでこれから惨劇の舞台となるセンタービルの店々の前を通過して行くだけでワクワク（この種のワクワクは裏切られるんだけど）
スタージル・シンプソンの「テーマ曲」は田舎町に似合うカントリー調だが総体劇伴は良い。
物質文明に侵された物欲ゾンビは口々にこの世に気の残る物を呟きながら徘徊。子供たちゾンビがまるでハロウィンみたいになってんの可愛い。モーテルの親父が「クリーブランド」って言ってんのには爆笑。
異変が起こっているのに何故か冷静なアダム・ドライバー。その疑問はビル・マーレーの質問によって明かされるが掟破り。
地軸の狂う公共工事とかはどうでも良いとして、メチャカッコいいスコティッシュのテァルダ・スウィントンの最後は意表突きすぎだけど、かなり好きだよ。
