ジム・ジャームッシュのおふざけがすぎる作品ですが、私は好きです。
メッセージみたいなものは、世捨て人ボブのセリフにあるように思いますが、今のご時世だからこそ、ちょっと心に留めておこうかなと思うくらいでしょうか。
ドラマチックな展開があるわけでもないし、なんなら結末はずっと、アダム・ドライバー演ずるロニーが言ってるし、
ちょいちょいふざけてて、ディルダ・スウィントンに至っては意味が不明、というか意味はわかるけど、で?!みたいな笑
何かを期待してはいけません。
ただ、ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ディルダ・スウィントン、クロエ・セヴェニー、スティーブ・ブシェミ(私の中のキングオブ脇役、いつもみたいに痩せこけてなくて、なんかよかった)、セレーナ・ゴメスたちの、そして何よりジム・ジャームッシュの、ユルい真面目なおふざけを、ただ楽しむ。
なんだ、B級じゃないか、とかキレたらもったいない。
それが、この映画の楽しみ方です。