ほ

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのほのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

著名な作家の連作最終巻、莫大な利益を見込める作品。
違法流出防止の為、九人の翻訳家がシェルターで隔離され仕事をするが、情報が漏れないはずの内容をなぜか知る人間により脅迫され犯人はこの中にいる…?的なサスペンス。

ミステリー要素が面白い、すなおに騙された。
翻訳パートは過去編で、犯人を追い詰めてると思ったエリックは刑務所にいた等、細かいどんでん返しが要所で効いてる。

ただ、電車の件はかなりリスキー。トランクを入れ替えなくて良いとしても仲間に話を通すなら成功は不可欠。あとローズマリーが最後に裏切った理由、写真の意味が自分は最初わからなかったので、細かい部分はノリのミステリーだった。

また、メインがフランス語なのはわかったけど10ヶ国語が入り乱れるので言語の教養があったらもっと楽しめたんだろうな、惜しい。
ほ