月

9人の翻訳家 囚われたベストセラーの月のレビュー・感想・評価

3.8
この作品…
観たと思っていましたが
観てないかもっ?
となって…観てみました

結果…観てました!
開始5分で思い出しました 笑

でも自分で不安になるくらい忘れてたので…笑
今回は、しっかり観ました!笑

面白かったです
よくできた構成で流石の伏線回収
2回めだから(⁈笑)
そうか!コレがアレに繋がるのか…
などなど理解が深まりました 笑

これから観られる方は
観る前に脳みそにカンフル剤注入かドーピングをお勧めします 笑
(脳みそフル稼働します 脳が疲れてるときは別の日に…笑)


①これから観られる方のために
作品紹介 笑💦

「タイピスト!」のレジス・ロワンサル監督(脚本も共同担当)
音楽:三宅純(←フランス、ベルギー合作の今作品に日本人の名前が載っていたので嬉しくて調べました。パリ在住の方のようです。「MEMORIES」や「人間失格(太宰治と3人の女たち)」の音楽も担当してたみたい。この作品を観られる方はぜひ音楽にも耳を傾けてみてください♪)

世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」をはじめとするダン・ブラウンの小説「ロバート・ラングドン」シリーズの4作目「インフェルノ」出版時、違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったという前代未聞のエピソードが題材とのこと

②これから観られる方のために…💦
主要登場人物!
エリック・アングストローム(出版社社長):ランベール・ウィルソン
カテリーナ・アニシノバ(ロシア語):オルガ・キュリレンコ
ダリオ・ファレッリ(イタリア語):リッカルド・スカマルチョ
エレーヌ・トゥクセン(デンマーク語):シセ・バベット・クヌッセン
ハビエル・カサル(スペイン語):エドゥアルド・ノリエガ
アレックス・グッドマン(英語):アレックス・ロウザー
イングリット・コルベル(ドイツ語):アンナ・マリア・シュトルム
チェン・ヤオ(中国語):フレデリック・チョウ
テルマ・アルヴェス(ポルトガル語):マリア・レイチ
コンスタンティノス・ケドリノス(ギリシャ語):マノリス・マブロマタキス
ローズマリー・ウエクス(秘書かなぁ):サラ・ジロドー
そして…
ジョルジュ・フォンテーヌ:パトリック・ボーショー

③あらすじ
フランスの人里離れた洋館に全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売に向けて、9人の翻訳家が集められた
翻訳家たちは外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく
しかしある夜、出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば全ページを流出させる」という脅迫メールが届く
外部に漏れるはずのない「デダリュス」完結編の内容を知ることができるのは原作者と翻訳家9人と出版社社長と秘書のみ
犯人はだれか…この中に犯人がいるはず…と疑心暗鬼になる一同…というサスペンスです

ふぅ〜💦

⚠️以下ネタバレを含むグチ⚠️

長くなります(もう既に長いけど)
グチです 笑💦

あ、それと一回観てるにも関わらず忘れてた言い訳です 笑💦

なので読まなくてもいいです

これから観ようと思う人は特に読まないでください
心を折ります、たぶん…笑

①主要登場人物が多すぎる!
都合、主要な容疑者は10人💦
それぞれの個性がたってたので混同することはありませんでしたが
個々にキャラ背景がもちろんあって、国や文化の違いもあって…情報量がとにかく多いっ!
名前なんて当然!覚えられません 笑(カタカナ苦手…💦)

②この作品自体のストーリーは当然あって…と翻訳すべく小説のストーリーが会話の中で進行します
さらに!その小説もミステリー?サスペンス?やから、ややこしいったらありゃしない 笑

③過去と現在が切り替わる
過去と現在の区別は分かりやすいんですが、脳みそ稼働負荷の1つではあります 笑💦

④制作陣の文学愛が重過ぎる
作中、会話の中でちょいちょい有名文学作品の一節が引用されます
「えっ?それってどういう意味?ん?」と考えているうちに物語が進むという切ない出来事が数回 笑
後ほど、伏線回収で「あぁ…そういうことかぁ〜」と分かることもありましたが、心情を描写するようなぶっ込み引用に答えを出すはずもなく…笑
私のオツムでは物語についていくのでいっぱいいっぱいでありました

⑤とにかく出版社社長エリックが「くそやろう」すぎるでございます 笑
強引すぎるところが面白くするためには必要だったのかなぁ〜?私には「必然性がない」「やりすぎ感」があって…後半は熱が冷めてしまいました

しかし、これだけの内容を105分でまとめたこと
そして、カメラワークや音楽、色調などで違和感や不安感、危機感を感情移入しやすいように表現、
構成にも唸る工夫がされてて、面白い作品だな、と思いました
月