krishna

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのkrishnaのレビュー・感想・評価

3.4
小さな頃から本は貪るように読んできたし、映画は親に字幕が分からないまま連れて行かれてた。そんな影響もあって、本と映画は無くてならないものになって自分にとっては、とてもいい時間を過ごせた映画だった。

作り込まれた脚本は、たまに作り物臭が酷くて、犯人の労力と動機が釣り合わなかったり、偶然に左右されるトリックだったりするが、これには一切無かった。
推理に関しては二転三転したけど概ね想定内の一つ。ただ骨太だし粗が無いので、最後まで観れる。振り返るとめちゃめちゃクリアなヒントがしっかりと出されてるのは、少しやられたな。

関係ないけど、『ユリシーズ』と『失われた時を求めて』の両方をそれぞれ原語で読んでるヤツなんて世界中探しても何人おらんよな笑


ホント、年末のSWとアナ雪を避けたから年明けの映画は豊作だわ。分かるけど、観る側がバタバタするし、アカデミー賞までにノミネート全作品観れない事については、配給会社には頑張って欲しいわ。
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