トールキン

わたしは光をにぎっているのトールキンのレビュー・感想・評価

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)
3.7
終始淡々とした内容で所々説明不足もあったりでよく分からない描写も多少あったけど、その内容云々よりも東京の下町のレトロ感を充分に堪能出来た。何十年もやっている古い居酒屋や銭湯、商店街などの古い街並みが個人的にはめちゃくちゃ良かった。最後の最後にちょっとしたどんでん返しのようなラストの展開に予想外にグッときた。ドキュメンタリータッチってのがまた余計に心に響く。
時代の変化によってめまぐるしく変化していくのが世の常というものかもしれないけど、そんな中でもいずれは淘汰されてしまうだろうけど、ずっと変わらないものっていうものもまた味わいがある。自分が懐古主義、レトロ好きだから余計そう思うだけかもしれないけど。

主演の松本穂香の役柄に最初はモヤっとしたけど段々と東京で頑張ってる感が見受けられてきたし、光石研の役者としての良いおじさん感と言うか名バイプレーヤー感が良かった。
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