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クロール ー凶暴領域ーのkuのネタバレレビュー・内容・結末

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

サメとかピラニアとか動物物のサバイバルスリラーも自然災害系のサバイバルスリラーも大好きなあたしとしては予告だけで飛び付いた。
なので観ました。観た。
ワニ多くない?
想像以上にワニが沢山出演してらっしゃる。
でかいワニがせいぜい2〜3匹かな?と観る前は思ってたのでワニの数にまず驚きました。いや、ワニ多。

登場人物の一人に可愛いワンちゃん出てくるのでワンちゃんが死んじゃわないか気が気じゃなかった。死ななくてよかった。最後の階段辺りのシーンは本当に気が気じゃなかった。良かったワンちゃん助かった。

ストーリーとしてはちょっと無理矢理感があったかなとも思えるけど対動物のサバイバルスリラーでは上位に入り込むくらいストーリー性はあったかなと思います。
ただ序盤にワニ園の看板が映されたぐらいで、他にワニが逃げ出したっていう表現というか伏線というかそういうものが無かったのは残念でした。
竜巻で檻とかが壊されてワニが逃げ出して、いつ来るんだろう…怖いな…っていう緊迫感がないままワニに襲われたので少し拍子抜けでした。
あ、もういたの?みたいな。
せめてワニが家に侵入してくるシーンを見せて欲しかったな。

あとヘイリーとパパ以外死ぬけど死に方があまりにさっぱりしてて。特に泥棒達。秒で死ぬ。外にもワニがいることを伝えるためだけの演出だったな。
もしかして泥棒の人たちがキーマンになるのか?とも一瞬思ったけど秒で死んだ。
救助に来た警察官たちも秒で死ぬ。その流れでヘイリーたちは自分たち以外に自分たちを救える者はいないって奮い立つんだけれども。

この映画の面白さはそんな孤立無援の状態になってから押し寄せる。
何が面白いってヘイリーとパパの「私たちを殺そうとする奴は絶対に殺す」という強い意思です。
外に助けを求めていた様子から一転、最強の捕食者に成り代わる。
てか、ヘイリーとパパが各々1匹ずつワニを殺したの有言実行すぎて最高に痺れる。
最高だったのは腕を噛まれながらも銃を撃ち続けたシーン。
殺すまで死ねないっていう強い信念を感じました。

だいたいのサバイバルスリラーって足を引っ張るキャラクターがいると思うんですけど、この映画はヘイリーとパパとワンちゃん以外は秒で死ぬので足を引っ張るキャラクターが一人も出てこない。
だから純度高めの対動物との戦いが観られる。面白い。
ただヘイリーとパパが強いだけじゃなく、ちゃんとワニも強い。最後の最後にパパの腕は持ってかれた。パパには主人公補正は掛からない。
後半は本当にストレスなくワニとの戦いを楽しめました。

ただでも本当に気が気じゃなかったのでワンちゃん好きな人にはオススメしません。
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