クロール ー凶暴領域ーのogoのネタバレレビュー・内容・結末

🐊！！

B級的には仕上げたくなかった！という制作陣の心意気は買うけれど、アホな行動して人がバタバタ喰われていくヒャッハーな感じを期待して観ると、脳筋水泳親子に、舞台が家族の昔幸せに暮らした家に、とりあえず泳ぎでどうにかしようとする精神に、無駄にシリアスな展開に、どういう心持ちで観れば良いのか混乱する映画。

登場人物の行動はB級さながらにツッコミどころは多いのだけれど（一番は完全に無駄だったボートへのクロール旅路）ワニに噛みつかれてローリングされようが、可哀想な誰かが死のうが、とりあえず何とかなる自称「頂点捕食者」（何それ）

それならそれで、思い出の我が家の見知った地の利を活かして「頂点捕食者」らしく水中電気ビリビリでワニ抹殺！とか、片腕片脚無くしたけどパラリンピックで金メダル取ったよパパ！ムスメー！みたいなカタルシスエンドにでもすれば良かったろうに、どっちに振りたいのか、よくわからん展開。

笑いたいのに、笑うことを許してくれない。ワニ映画なのに。タイトル『クロール』で水泳親子なのに。つらみ。

そんなこんなの不完全燃焼で、『ピラニア』もう一回観たくなった。