このレビューはネタバレを含みます
最高最高!
年明け2作品目ですが既に2023ベストムービーの予感。
まず冒頭のシーンから絶対に嘘をついている母親と、この先立ち入り禁止、爆発物あり、などの不穏な立て看板があり最高にワクワクする導入。この時点で絶対好きな映画だと確信。
その道を抜けた先に住んでいたのは飄々としていてぶっ飛んでいる大叔父ガースとハブ。そこからさまざまな出来事がテンポよく進んでいってずっとニヤニヤしながら観れる。
2人が死んだ後、ウォルターが2人の家に向かう道中、冒頭に出てきた立て看板が古寂びてしまっているのが切ない
ほんとか嘘かはどうでも良い。あのにわかには信じがたいハブの過去の体験談が作り話だったとしても、別にいいんだよな、とひとり感傷に浸っていたら、最後に首長の孫が出てきて思わず笑ってしまった。そこは濁すもんかとおもってた。
夢遊病のハブの横でウォルターにガースがハブの過去を語るシーン、水面に映る月明かりとか、焚き火、虫の鳴き声。その場の気温まで想像できてしまうような空気感で最高だったな。大人しく横で座っている犬達も可愛かったし🫰🏻
ウォルター役の子役のなんともいえない表情が本当にツボすぎて。この役はあの子じゃないと絶対にダメだったと思う。
本当に面白い映画に出会えた時って、しばらくひきずってしまって頭から離れなくなる。