最近とてもヒットしてくる数理物理学者ロジャー・ペンローズ
「人の心を科学的に理解するには物理学の大革命は必然」と言ってる博士
ペンローズ博士は学会で訪れたアムステルダムでのエッシャーの展覧会で衝撃を受けペンローズの三角形を作り出した
エッシャーはペンローズの階段を「上昇と下降」「滝」に描いてる
不可能図形
グラナダ アルハンブラ宮殿の幾何学模様を応用して結晶学を2次元で描くことに繋がる エッシャー自身は気がつかずに
平面の正則分割を思いついて限りなく広がる面に果てしない循環が繰り返される
版画12枚を描く代わりに船でイタリアからスペインに渡らせて貰い 何の苦労もなく乗船しながら好きなだけ絵を描くという自由な生き方 このスペインへの旅で一定の法則の反復するタイル模様に魅了されて3日間 模写をしたそう
一本道の向こうから並んだ木が迫ってくるといった感性 その迫りくる力を描きたい それは生涯を貫いてました
知らない絵画が多くあるので面白い
全てが未完に終わっている 描こうと挑戦したものは全てが失敗作という壮大さ
自然への観察眼鋭く自分は画家ではなく数学者であると言ったエッシャーはペンローズ博士が数字の世界に広がる真理に「脳に宿る心の本質」があると表現しているのも感じるようなドキュメンタリーだった