Natsumi

クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代のNatsumiのレビュー・感想・評価

2.5
シーレ達がフロイトの影響をものすごい受けてたように、この時代の芸術は、建築・音楽・絵画・小説……とお互いに作用し合って発展したのが興味深い!
「とにかく美しいものを」ではなく、それを媒介に人々の負の側面に寄り添うような作品がたくさん生まれたのも特徴のひとつだったこと、そしてウィーン工房の登場で芸術が日常に溶け込んでいくようになって、実用性と美を両立させた“機能的な芸術”が生まれる時代だったことも学べました✍️🤓タメニナッタネェ

現代でも広告に載せられないくらい過激なシーレの作品製作の背景には、モデルの女性と無理やり関係を持ったり、足で踏みつけたりして肉体的にも精神的にも追い詰める攻撃的な手法が用いられていたと知って、そこまでして生まなきゃいけない芸術ってある???って思ってしまった😇怖い思いした子たちがその後それを思い出さないくらいハッピーな人生を送っていてほしい……🙏

ただそういう女性たちの絵をシーレが縦向きでサイン入れてるのに、男性陣がこぞって横向きで飾るように言ってくるってエピソードもなかなかキショだったな!全員が全員そうじゃないとはいえ、実際にその現場にいた“芸術を扱う人たち”の多数がそれだったという生の声が地味にきちかった〜😇

生涯「死」というテーマに取り憑かれていたシーレだったけど、“死の恐怖を乗り越えるには芸術を通してしか成し得ない”と信じていた彼にとって、絵を描くことはとりわけ意味のあることだったのだろうと知れたのもよかった!

てかリリーコールの音読が聞きたかったのに、吹替しかないのマジなんなんだよU-NEXT!!😡
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