ほぼ前情報なしで観たのでどんな展開になるか予想がつかずまさかのラストだった。
ただ世間の盛り上がりから期待値が高くなってしまったせいか思ったより刺激が薄かったかな。
汚いシーンはあるものの、いつものポン・ジュノ作品よりはグロさが（物理的・精神的どちらも）弱めだった気がする。
でもそれくらいだからアメリカでヒットしたのかなと思う。
この映画を観る前に、
「愛の不時着」
「椿の花咲く頃」
「梨泰院クラス」
「マイ・ディア・ミスター」
を観ていたので各ドラマの出演者が全然違う顔で出ていてそこが面白かった。
特に「愛の不時着」のダンのおじさんだった人の豹変具合が凄くてそこは後々もモヤモヤしながら残っている。
今でも怖い。
単純におかしくなった人では言い表せない気持ち悪さがあったな…。
ダンおじがそうなるのは分かるのだけどソン・ガンホの行動はびっくりした。
まさかそこまで？と思うし、そこまでするような描写はなかったのだけど、彼の中にそうまでさせる感情が渦巻いていたんだなあと。
結果的にお金持ち家族可哀想だな…
刺激が薄いとはいいつつ、数日もやもやと嫌悪感がお腹に残っているのでやはり凄い映画なのかもしれない。
登場人物全てがなんだか気持ち悪い そんな映画だった。
