このレビューはネタバレを含みます
一家がキャンプに出かけている間、卓を囲んで酒を飲むシーンが印象的だった。「金持ちなのに優しい」ではなく「金持ちだから」というのには妙に納得した。心にゆとりがあるから怒らない。難しい問題はお金が解決するから。(それが詰めの甘さではあったが)
富裕層への憧れや嫉妬、そして上手くいかない計画に葛藤する一家に同情してしまった。子供を比較しても、分かりやすいくらい幸と不幸が真逆の状態を見せつけられた。言い方が悪いが、たった産まれた場所一つでこうも暮らしが変わるのか。金持ちの暮らしを目の前で見せられて、どう感じたのか。しかし、この現実に悪い者はいない。ぶつける先が見つからないことにモヤモヤした。
その上で、本当の幸せって何だろうか、と考えさせられる作品だった。
ところで、実際に富裕層の身の回りってあんなにガバガバなん？その先の展開のためのものと思って見ていたけど、あんなだったら住み着かれても仕方ない気もした。。
どうか皆さんもお気をつけて！
