パッケージのイメージとは少し違った。
序盤は話が上手く進み過ぎでコメディっぽいというかチープに感じたが、観終えて振り返るとそれが演出だったのか。
上手く行き過ぎたその先には落し穴があることは多くの人が経験するリアルなはずなのに、客観的に観たらベタなコメディの様だと気付かされる。
そこから急激に、わざとのようにも過剰にも思えるほど落ちていく様は、ここまでの事態ではないにしろ自分の記憶の中にチクチク刺さるものを感じる。
ところでこういう事って日常にも感じることがあるけど仕事ができるのに何故かバイトみたいな仕事の人や、すごくいい人なのに周りに利用されてばかりの人。
人の成功は環境や境遇で大きく違っしまうことがあるのも事実だと思う。実力や人間性が報われない人も多いと思う。もちろん環境なんてひっくり返す人も沢山いるだろうけれど。
富裕層は自分の生活を守るためなら貧困層の生活を切り捨てる。貧困層は富裕層を妬み恨む。
富裕層は自己の安全のため監視カメラを設置しセキュリティを高める。
貧困層は監視され自由を奪われその鬱憤を溜めていく。
貧富の差が広がれば分断が起こり争いが起こる方向に進むようだ。
そして資本主義社会は格差が広がる方向にしか進まないらしい。
それなら世界は争いの増える方に向かって進んでいると思っておいた方がいいのだろうか…
仲良くしよーね