ほんとに面白い。韓国の映画ってシュールなものが多いと思います。社会的なメッセージ性を持ちながら伏線回収もこなしてすごいです。「万引き家族」と似てるらしいです。見てみようかな。
この映画は、お金持ちと貧乏人の「寄生」と「共生」がテーマになっていると監督が言っていたそうです。格差問題って、いつの時代も存在してますよね。ほんとに難しいです。
お金持ち一家に貧乏家族が寄生してゆく。貧乏であることを感じさせないように自分を偽ることで、「あれ？自分達ってお金持ちの側にいても違和感ないんじゃね？」状況に陥ります。
しかし、やはりお金持ちと貧乏人が分かり合うことはできなかったということが、「ニオイ」を通して表現されてる気がします。お金持ち家族の父親が、貧乏人家族の父親の「ニオイ」が気になると。最後のシーンでも地下に住んでたオジサンの「ニオイ」に対するお金持ち家族の父親の反応を見て、貧乏人家族の父親が爆発してますからね。わかってくれないことに対して屈辱、憤りを感じたんですかね。
あとラストでは、貧乏家族の父親が「絶対失敗しない計画は無計画だ。計画を立てると必ず失敗する。」と言ってる側から息子が成功ストーリーを計画してて少なくともハッピーエンドではないことが分かって、スッキリ終わってますね。
