アジアの作品として初アカデミー賞獲得した超話題作なのにやっと観れました。
納得の面白さだった。
ポスターのデザインから、もっと陰湿な暗い映画かと思っていた。でも観てみるとコメディ要素も強くテンポも良くてかなり観やすかった。
職を失ったある貧乏家族が、友達の紹介の家庭教師から富裕層家族から仕事をもらい
タイトル通りパラサイトしていくお話。
前半はお金持ち家族へ、計画的に入り込んでいく様がなんか爽快感もあって気持ちいい。後半は少しミステリー要素がでてきてそれも面白い。ラストも衝撃的で余韻が残る。
わかりやすい格差社会の風刺を描いていて
センスの良さが感じられる。
窓のない地下、窓を見上げる半地下、
窓を見渡せる地上の優雅な部屋
高低差というわかりやすい構図がありつつ
それぞれの部屋からのルックなど映画的なビジュアルの良さがさらにこの映画を良くしてくれてる。
さすが色んな賞をとるだけある作品だなと感心した。
そしてキーとなるのが臭いとは、色んな感覚を刺激してくるし見事にいろんなモノがハマって完成された映画だった。