ネタバレ厳禁とのお達しが出たことも知らなければ、家に帰ってきてから観てみたら、日本版の予告も観てなかったわー。韓国版の予告も観たかどうかわからなかった。
んなわけで、何が起こるのかわからなすぎて、すっごく怖かったー。
韓国には面白い映画が五万とあるし、韓国映画独特のカラーがあると思うけれど、この監督の作品だけは、誰にも真似できないのではないだろうか。
面白い映画を撮りたいけど、面白い話がないから自分で書くしかないと、以前監督のお話を聞いたときに仰っていたけれど、こんなの書けないんだよきっと誰も。
そして、どうしてこんなに役者が皆光るんだろうか。
スカッと明かるい世界じゃないのに。
ドラマでチェウシクを観たときこの子は良いと思ったし、世間の評判もそうなのに、意外と出てこないもんだなと思っていたらわかる人にはわかるという事なのか?すでに活躍していたのか?
なんかもう、納得しすぎて大満足だった。
そのチェウシクと、パクソダム。本当の兄妹みたいだったね。
あんなに楽でない生活の中でも仲の良い家族。観ている時よりも観終わってからの方がそれを強く感じた。
ギテク(ソンガンホ)の妻役はチョンヘジン。知ってる顔だなと思ったけど調べてビックリ。
「わたしたち」のオンマなの!? こんな迫力あるお母さんだったっけ!?と更に画像を色々と見てびっくり。
女優って凄いわ。
そしてチョン・ヨジンが生まれ変わったかと思う位に良かった。
いや、別人になったのとも違う。あの抑えたトーンの中にも明るい雰囲気。育ちの良さ。 監督、本当にすごいと思った。
最初にも書いたけど、本当に怖くて、だから長かった。
つまらなくて長いのではなくて、早く結論が知りたくて。
時間を置いてまた観たい。
今更ながら、日本版のポスターが出たときに、皆が色々言っていたことを思い出し、改めて見てみた。なるほど。
そんなわけで、とても面白かったけれどポンジュノ監督作品の私の好みは
①殺人の追憶
①母なる証明
③グエムル
④パラサイト
という所か。
繰り返し観るうちに代わってくる気もするけれど今のところ。