このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃよかった、、
経済格差をこんなにコミカルに描ける監督ってなかなかいないよね、、
最初から最後までこんなにずっとちゃんと面白い映画ってなかなかないよね、、
負け組は結局最後まで負け組で、恵まれた者は自分が何を踏みつけてその上に生きてるのか知らないっていうのが腐るほどある皮肉な演出で描かれてたのが印象的。
個人的にはジヘちゃんが好きだったな、、高校生にとっての大学生ってものすごくかっこよく見えるし、自分より格上の男と恋する自分のことが大好きなのはよーくわかったんだけど、事件のシーンではちゃんと血まみれのギウを背負ってたのがね、、
彼女は「恵まれた者」だからもちろん自分のそんな浅はかな心理には気付いてないだろうから、形だけの愛を本物の愛だと錯覚したんだろうな、、人間らしくて最高、、愛せる、、
あとは弟！（名前忘れた）実はあの家で一番「恵まれた者」らしく振舞ってるのはこの子だった気がする。モールス信号解読したのにそこから何も行動を起こさないところとか、他者に対して徹底的に興味がない感じが露骨で良かった。
あの二つの家族は生まれながらにしてまったく違う人種だったんだな、そして身なりは変えられても人種までは変えられないんだな、と思った。あと全体的に明らかにシーンのシビアさとずれてる音楽がね、、別人になりすまそうと身丈に合わない振る舞いをするキム一家と重なってよかったね、、
