このレビューはネタバレを含みます
物凄く残酷で、暗くて、救いの無い映画でした。最高に面白かった。
ギテク、ギウ、ギジョンがパク家から逃げ出す際に下へ下へと階段を降って本来の半地下へ戻る描写が凄く印象に残りました。あんなに住んでいる場所が遠く、目に見えて格差が表されていたからでしょうか…
映画という”目”を通して伝えるコンテンツで”臭い”を重要視していたのも皮肉っぽくて面白かったです。
最後のギウがギテクを地下から救い出す”計画”を立てようとするシーンは何とも複雑な気持ちになりましたね…
ギテクはギウだけに”無計画こそが計画、計画があると必ず失敗を招いてしまう。無計画ならばどう転ぶことも予想出来ないので失敗なんてものは無い”と伝えていたので、それを知っていても尚、計画を立てようとするギウに心を痛めました。（しかも到底たどり着けそうに無いもの）
アカデミー賞4賞受賞、本当におめでとうございます、素晴らしい作品でした。
