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パラサイト 半地下の家族のmisatoのレビュー・感想・評価

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
4.3
賞受賞の次の日の上映で映画館は満員御礼
期待値が爆上がりでの鑑賞

凄いものを観せられた、圧巻。
相変わらず韓国の格差社会を手加減なしに表現しつつ、コミカルにも描いているバランス感覚が完璧すぎる。

例のインターホンが鳴ってからこの映画は形勢逆転、その熱量をさらに上昇させながら最後まで駆け抜けていたイメージ。

これは自分の建築愛から感じたことだけどセットが神レベル、線で階級をイメージできる柱の配置に上映中鼓動高鳴ってたのはきっと私だけじゃないはず。セリフにもあったけど一線を超えるとか度を超えるって区別を視覚と言動から多角的に描いていて、実にわかりやすかった。
配役も完璧!
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それにしても、あの家政婦は人の2倍食べるだとか、家族写真の横に飾られるダソンの絵のメタファーにゾッとしません?
他にも恐らく自国民にしかわからなそうなポイントとかが沢山散りばめられていてリアルの追求が凄かった。
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◾︎ポンジュノ監督がパラサイトについて
お金持ちは、貧しい人たちの労働に“寄生”している――そういう意味合いもあると真意を語っている
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◾︎アカデミー賞受賞スピーチ
「最もパーソナルなことが最もクリエイティブ」映画の巨匠、マーティン・スコセッシ監督の言葉です。(会場のスコセッシへ視線を向け、スタンディングオベーションが起きる。スコセッシはポン・ジュノ監督に何度もありがとうと合図する)

近年の韓国映画やドラマの勢いがすごい!
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