まー

パラサイト 半地下の家族のまーのレビュー・感想・評価

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
5.0
まずはポン・ジュノ監督、おめでとうございます!🎉
アカデミー賞授賞式は仕事しながらライブで観てました。ポン・ジュノのユーモアを交えつつ"リスペクト!"を忘れないスピーチ、素晴らしかったです。

さて、思いっきりハードルを上げて臨んだ本作。こちらでは本日2/14から公開…大混雑でした。いつもガラガラの映画館なのに…お前ら普段からちゃんと映画観に来いよな。笑

ツッコミどころはあるし、ポン・ジュノのフィルモグラフィーの中で一番とは思わないですが、いやいや、さすが。素晴らしかったです。
私は『殺人の追憶』が一番好きですが、その後ハリウッドで撮った作品も決して駄作だとは思わないし、好きなんですよね。
そこがちゃんと活きてて、ハリウッド以前と以降の良いところがピタッとハマってる感じ。

"格差"を階段や坂道を使って文字通り立体的に見せたり、今にもグエムルが出てきそうな"雨"の使い方、基本フィックスで要所に手持ちを入れる撮影、この辺りはポン・ジュノ色全開。
それに加えて今回は脚本が秀逸。テンポ、緩急の付け方が絶妙でした。第一幕のテンポの良さ(が故にツッコミどころもある)から一転して、特に第二幕ターニングポイントからの重たさ。着地は賛否が分かれそうですが、広げた風呂敷をどう畳むのか全く予想できない状態で、なるほどそう来たかと。
『us』と見比べると面白いです。

アカデミー賞で圧勝した要因は、作品の質の高さはもちろん、図らずも本作のテーマ=韓国の社会問題が現在アメリカが抱える社会問題とマッチしたってことなんでしょうね。
あと一番大きいのは、ポン・ジュノがハリウッドで築いた信頼、ハリウッドに愛されていることです。なんだか新時代の到来みたいに言われてますが、誰でも取れる時代になったわけじゃないです。

邦題も今回はグッジョブ。

リスペクト!