このレビューはネタバレを含みます
映画のチケットが今日までだったので。
TLでよく噂になっていたので観に行ったけど、全くネタバレなしで観に行ったから衝撃がすごすぎて2度目観たいとは思わないかな。
グロいっていうのもあるんだけど、キャラクターの生々しさがすごくて、なんとなく感情の動きの理由が見えてしまうことがしんどかった。
最終的にバレて捕まるんだろうとは思っていたけど、お金持ち宅にも半地下があった辺りで驚き倒して、後半ほぼびびり散らかして早く終わってくれと思っていた。
お金持ち宅の方々、皆本当に綺麗な世界で生きてきたんだなという性格だった。
社長とかは実は全部知ってて〜かと思ったらそんなことなかったし。
でも大人もだけど、子供2人はひどきトラウマになってしまっただろうなと思うと遣る瀬無い。社長が亡くなって、遺されたあの家族はいったいどうなっちゃったんだろう。お金はありそうだけど、世間体的にも精神的にも今まで通りの生活は出来ないだろうな。
お金持ち宅の話をすれば、奥様が英語を会話に交えてくるのは、英語圏に留学でもしてたのだろうか？英語を使え、古典も知る教養がある、家柄が上級の人なんだろうというキャラクターの見せ方だった。
半地下の人らは、なんだかんだ家族仲がいいんだな。半地下だからこそ、なのかもしれないけど。
途中、立ちションしようとした男に水をかけに行ったシーン、すごくキラキラしていて、だからこそ苦しくなった。きっとこのまま全て上手くいくわけないから。
人生上手くいくわけない、というのはこの映画の中での半地下の人の表し方なのかな。だってきっとどんなに頑張っても前科持ちの彼らはもうあの家を買うことは出来ない。
BGM、ピアノ音メインでよかった。いい意味で主張がなくて、うまく物語に入り込むことができた。
あとは気付いたこと箇条書き
・半地下の母親が犬を足蹴にしたシーン、あれはお手伝いさんを後ろ蹴りにすることの伏線かねと同行人が言っていた
・結局留学に行った男の子はどうなっちゃったの
・主人公は本当はあの留学の男の子のことをどう思っていたんだろう
・切り干し大根の匂い、とか言っていたけど、結局尊敬するなど言っておきつつ身分で判断する社長に余計に半地下の父親は思うところがあったのだろうか
・やっぱ半地下クラスでもスマホは必需品なのね
・豪雨による氾濫ってよくあるのかしら
・邸宅半地下の男性の「助けて」は、お金持ち宅長男は読み取っていたんだろうか？
