続編ということだけどあんまり続編感はなく、まあこれはこれで単体ものと考えれば楽しめた。ゾンビ×閉塞感は間違いなくて、前回は列車、今回は半島で確かに動き続ける列車の中でどうにかしなくてはならない臨場感に比べると規模もでかく少々散らかる感じはあった。ただ目一杯使うことができる分、ドライビングアクションと合わせて終盤はテクニック披露みたいになってる面も否めない（笑）こうした閉鎖された島では生き残った人間間でもコミュニティが形成されており、そもそものパニックから歪んだものになってしまっていることも描かれている。コンユパターンだとカンドンウォンも島に残ってしまうのかしらとか要らない心配しかなかったけど、母まで助かり今作は少しの希望が見出せるラストになっていたことが物凄く嬉しかった一方で、こんな極限状態でもここでの生活が日常だったジュニの口から出る家族と一緒だった時間を想うことばは胸が張り裂けそうだった。もう裂けた。ゾンビ系は根本は解決しなく、この世界からは脱出できても裏側ではまだゾンビたちが蠢く事実は残るため、すっきりしないよね。ほんと。
