ヨダセアSeaYoda

新感染半島 ファイナル・ステージのヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

3.6
"何が常識だよ!努力はしたのか?"

【STORY】
 韓国はゾンビに蹂躙され、人々は国外へ逃亡を図った。
 妻子を失い元軍人の男とその義兄は、韓国に置き去りになっているという大金を回収するミッションのため、香港から再び韓国へ向かうが…


【一言まとめ】
●最初から別ジャンルとして楽しもう!
●派手なアクションと家族の絆!
●MADでMAXにゾンビと敵勢力をぶっ飛ばせ!
●悪役はインパクト不足😅
●カン・ドンウォンがイケメン


【感想】
《東京国際映画祭②》

 『新感染』の続編と聞いて、多くの人が期待したのはきっと、人間の本質を描き出し、感動させてくれるドラマチックなゾンビパニックでしょう。
 その期待のまま今作を乗り切ろうとすれば、きっと失望します。
 "ゾンビ" 以外のジャンルがほぼ丸々変わっているんですもの。笑

 そこで楽しみ方を早々に切り替えられるか、ガッカリしたまま引きずってしまうかで今作の評価は分かれると言えるでしょう‼️


 前作では日常がゾンビに壊されていく人々を描きましたが、今作は、既にゾンビが全てを蹂躙した事が当然の既成事実となっている世界での人々を描くディストピア映画です。

 そんな今作のメインは、銃弾と車とゾンビが入り乱れる、ド派手でド迫力のアクション!!
 派手なアクションと壮絶な戦いの中に家族の絆を描く王道ゾンビサバイバル作品として仕上がっていました。


 世界観は『新感染』というより『MADMAX』。
 序盤から『MADMAXサンダードーム』や『エイリアン3』『ターミネーター4』みたいな雰囲気が漂ってますし、
 中〜終盤のカーチェイスなんて、もうほぼゾンビ版『怒りのデスロード』です🤣

 割れる窓から溢れるゾンビ、橋から降ってきてそのまま襲ってくるゾンビ!ドライビングスキル最強の親子、銃を乱射しながら追ってくる改造車達!
 終始、勢いがハンパないです🔥


 そんな、新たなジャンルを受け入れて楽しんだ上で、一つ文句を言うとするなら、悪役のインパクトの薄さ😅
 前作であそこまで見事なヒール役がいたのですから、今作でも悪役には期待したかったな…


 主人公のカン・ドンウォンがイケメンでした。

【個人的ランキング】
《TIFF2020トップ10》
①燃ゆる女の肖像
②皮膚を売った男
③ラヴ・アフェアズ
④ノー・チョイス
⑤スカイライン-逆襲-
⑥トラブルウィズビーイングボーン
❼新感染半島 ファイナル・ステージ
⑧ポゼッサー
⑨モラル・オーダー
⑩スレート

---
観た回数:1回
直近の鑑賞:東京国際映画祭(20.10.31)
ヨダセアSeaYoda

ヨダセアSeaYoda