品川巻

あなたの名前を呼べたならの品川巻のレビュー・感想・評価

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)
4.3
踊りとテンポが命のインド映画で、こんなに間を効かせてくるのは初めて観た。

何を着ているか(サリーか私服)とか、日々の何気ない仕草(目の前にリモコンがあるのにメイドにつけさせる)とかを小出しにすることで、登場人物それぞれの地位が自然に暗示されていた。

セリフは少ないのに、視線、行動、表情でお互い思い合ってるのが伝わってくるともどかしいけど応援したくなるし、ラストもこれ以外考えられない。
古くからの習わしで、未亡人になったら兄弟の結婚式にも出られないなんて知らなかった...

ご主人がバーで出会った女性(仕方ない)と、ラトナの「テレビに触った人はいましたが...」っていう他責思考っぽいセリフさえ無ければもっと点数が上がったかも。
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